令和三年
2021年、明けましておめでとうございます。
年末年始、いかがお過ごしでしょうか。
12月31日に新型コロナウィルスの新規感染者が東京で1日あたり1,300人を超えました。
冬はウィルスの増えやすい環境(乾燥して寒い)なので、ある程度広がるとは予想していましたが、ここまでとは。
手洗いうがいマスク着用を引き続き行っていくことが大事ですね。
さて、雇用調整助成金の特例が2月末まで延長されています。
2月末で打ち切っていいものかどうかは別として、あと2ヶ月は補助が続くということです。
その間に、今までのビジネスモデルからコロナが蔓延している状態でのビジネスモデルに転換できるか、が勝負になるところです。
人が集まることを前提としたビジネスは厳しいと思われます。
コンサートしかり、舞台芸術しかり。
その他にはシェアハウスやカーシェアリングなどの共有サービスも運用方法の転換が必要となるのではないでしょうか。
個人的な意見ですが、インターネットを使った配信、というかたちでのビジネスについては、なかなか収益を上げることが難しいと思っています。
インターネットそのものの価格(通信料や周辺機器などの価格も)が、インターネットから得られる報酬(快楽など)に比べてかなり安価であるように思えるからです。
youtubeなど、無料公開の動画が大部分です。
違法アップロード動画は論外ですが、宣伝として無料で公開される動画は数多あります。
その無料コンテンツで満足している層にとっては、課金するという発想自体が沸かないのではないでしょうか。
昔、営業職だった頃、営業は「イヌイットに氷を売る」仕事だと聞きました。
需要の無いところに需要を作り出す、もともとあるものに価値を生み出す、ということです。
配信事業に関して、この「需要の無いところに需要を作り出す」ことが、他の業態よりも無料ゾーンが大きいので、さらに難易度が上がっているのではないでしょうか。
東日本大震災、熊本地震、九州を中心とした豪雨災害などが起こり、今までの物質的な満足から、精神的なつながりを重視する方向に日本人の意識が変わってきたように感じます。
そんななかの新型コロナウィルス感染症の流行。
対面・集合が封じられた今、それに変わる手段で「つながり」を実感させる方法を見つけること、それが商機に繋がるかと思います。私はまだ答えを見つけていません。
探し続ける所存です。
諦めない。
2021年が皆様にとって佳き1年になりますようお祈りいたします。